ハチの唾液と毛虫のフンのリキュール?「SAKURAMARO」
目次
SAKURAMAROとの出会い
mitosayaさんがまた謎のお酒を作りました。
その名を「SAKURAMARO」
桜のアマーロで「SAKURAMARO」
アマーロとは
イタリアの植物や果実をお酒に浸してつくる甘苦いお酒。いわゆるリキュールや薬草酒。
美味しそうですね。
しかしその原材料見ると驚き!
- 桜の樹皮 → 樹皮はジンに多いよね。
- 桜の花 → たまにオシャレリキュールで見る。
- 桜の実 → さくらんぼみたいなもの。
- 桜のハチミツ → おいしいよね。
- サクラケムシのフン → 毛虫のフン → えっ!?
きっと口にして問題無いから売ってるんだよね?
ということで買っちゃいました。
SAKURAMARO飲んでみた
ハチや毛虫が食べたものを使うことで「輪廻」を感じられるようにという思いが込められた「SAKURAMARO」
飲むのはちょっとドキドキしますね…!
最初の香りはハチミツの甘味が少し強いかな?
奥から桜の葉の香りがやってくる感じ。
飲んでみると上品な甘さがあって、少しの苦みが綺麗に混ざり合っています。
毛虫のフンこと桜の葉のお茶も渋さが全く無く、丁寧に淹れていることが伺えてすごく素敵。
和菓子とのペアリング
和菓子に合わせると良さげなので、和菓子屋へダッシュ!
ちょうど、桜の葉を巻いた水ようかんを売ってた。
クク
すごく合う…口の中が春爛漫…!
SAKURAMAROが甘いので、水ようかんのサッパリとした甘さがバッチリ!
春に桜餅とかも試してみたい。(真夏の感想)
毛虫のフンのお茶
で、その毛虫のフンを調べました。
- サクラケムシことモンクロシャチホコは桜の葉を大量に食べます。
- そのフンは体内で独特の風味が付けられて出てきます。
- それをお茶にして飲みます。
つまりコピ・ルアクみたいなものだね。
コピ・ルアクとは
完熟したコーヒーチェリーを食べたジャコウネコのフンに残された豆を使ったコーヒー。
さらに調べると桑の葉を食べる蚕(カイコ)のフンのお茶「蚕沙(サンシャ)」なんてのも出てきました。
(しかも以前にmitosayaさんがリリースしてる。)
モンクロシャチホコって何?
モンクロシャチホコは桜や梅などのバラ科の植物を好みます。
名前の由来は、幼虫がシャチホコみたいに頭と尾をふりあげるポーズが得意だからだそうです。
幼虫は8~9月頃に樹上から地面に降りて落ち葉や浅い土の中でサナギになって越冬し、6~7月に成虫になります。
見た目はグロテスクで大量発生するので嫌われがちですが、無毒です。
しかし、葉を大量に食べるのでフンがとにかく多いのが難点。
以前、会社の桜の掃除してたけど、
花びら→さくらんぼと茎→枯葉
と掃除が大変なのに、フンまであると悲惨よ!
ちなみにこのモンクロシャチホコ、食べられるそうです。
毛があるので揚げるのがオススメとか…。
食べ物との関わり
- 茹でたり揚げたりして食虫できる。
- フンをお茶として飲むことが出来る。
生活との関わり
- 大量発生するから見た目がグロテスク。
- 葉を食い散らかされる。
- フンが多くて掃除が大変。
終わりに
SAKURAMAROは毛虫のフンなんていうからビックリしましたが、非常に上品な仕上がりになっていました。
購入した際は春まで寝かせて、お花見をしながら一杯…なんてのがオススメです。
我が家のは残せるか?
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