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神の果実、神の飲み物「カカオワイン」

目次

カカオワインとの出会い

チョコレート=カカオ=神の果実
お酒=神への捧げもの

クク

つまり、カカオワインはGOD of GOD!

カカオリキュールは様々出てますね。
最近はカカオハスクやカカオシェルとも呼ばれる、普段は捨てられてしまうカカオの種の外皮を使用したジンも話題になっています。

クク

でもうちは「フルーツワイン」が飲みたいの!

調べているとベトナムに行けばなんとか飲めそう。
と思っていたらGODIVAさんがカカオフルーツドリンクなんてのを販売して飲んだりもしていましたが、そうこうしているうちに、ついに日本でも発売されました!

それが「OCA Cacao&Chocolateさんのカカオワイン」

クク

1本11000円…やべぇ…。

と年末ボーナス待ちしていたら、歳末特別価格で2本11000円に実質値下がり!
「多分バレンタインには無くなりそうだな」と思い、ポチッ!(ちょろい)

カカオワイン飲んでみた

公式情報
  • 農薬や化学肥料不使用の有機カカオの果肉を使用。
  • 酵母の添加は行わず、自然発酵させて1年間熟成させている。
  • 酸化防止剤不使用。

まろやかな酸味があり、トロリとした甘みもたっぷり。
苦みは全くなく、長期熟成の紹興酒を思わせる味わいも感じられます。

このカカオワインがカカオ豆に浸透して美味しいチョコレートができると思うと感慨深いですねぇ…。

クク

まるで私はチョコレート。

注ぎ口が独特でちょろちょろ出てくる。
名称カカオワイン
深いチョコレート色
原材料名カカオパルプ
内容量500ml
アルコール度数12.5%
価格11000円(税込)
輸入者OCA Cacao&Chocolate
原産国ベトナム

カカオって何?

カカオは幹に直接花や実がなる面白い植物です。
直射日光を好まないのでバナナなどの近くに植え、日陰で育てます。

お酒との関わり
  • チョコレートリキュールが有名。
  • 捨てられてしまうカカオハスクを再利用しようとする試みがされていて、ジンやビールに使われている。
  • カカワトルというカカオワインの蒸留酒もブラジルで作られた。飲みたい。
食べ物との関わり
  • カカオハスクティーがある。
  • カカオフルーツドリンクもある。
生活との関わり
  • カカオハスクは堆肥として再利用される。
  • カカオハスクを染料としたネクタイが発売された。
  • カカオバターは常温で固体、人間の体温で溶ける性質があるので、座薬に使われる。
カカオの樹

カカオの樹は大人の木になると高さ6〜7m、幹の太さは10〜20cmまで大きくなります。
葉は風に弱く、直射日光を好まないため日陰樹(シェードツリー)を必要とします。

カカオの花

カカオの花は枝先や幹の太いところに一年中咲きます。
大きさは1cmくらいで白、ピンク、バラ色、黄、赤などの種類があります。

カカオの実

カカオの実は年に2回収穫できます。
実は長さ15〜20cm、直径7〜15cm、重さは300〜500gのラグビーボール型をしていて、1cmの厚さの堅い殻に覆われています。
一本の樹に平均20〜30個の実がつき、色は緑、黄、オレンジ色など種類によって異なります。

カカオパルプ

殻の中に白くぬるぬるした甘酸っぱい果肉(パルプ)がカカオ豆を囲んでいて、中には平均40粒のカカオ豆が入っています。
カカオの実を収穫して3日後にカカオ豆をパルプごと取り出します。

チョコレートができるまで

STEP
発酵

カカオの実からカカオ豆をパルプごと一緒に取り出したものを木箱やバナナの葉に覆って5〜7日間、数日ごとに空気を取り入れるための攪拌をしながら発酵させます。

クク

これがカカオワインと言っても過言ではない。

発酵中は温度管理が重要。空気を入れ替えるためにも攪拌をします。
STEP
乾燥

発酵直後のカカオ豆は40%以上の水分を含んでいます。
このままでは保存に適さないため、カカオ豆を乾燥させ、水分を7〜8%まで減らします。

STEP
出荷

発酵が終わったカカオ豆を農場からチョコレートメーカーに出荷します。

STEP
焙煎

カカオ豆を焙煎し、香りと風味を引き出します。

STEP
皮を取り除く

カカオ豆を粗く砕いて、殻などを取り除き、カカオ豆からカカオニブを取り出します。

クク

この時に出た皮が「カカオハスク」

STEP
すりつぶす

カカオ豆から取り出したカカオニブを細かくすりつぶし、ペースト状のカカオマスにします。

カカオマスとは?

カカオ豆を砕いて種皮を取り除いたものをカカオニブといい、それをすりつぶしたものをカカオマスといいます。
カカオニブにはカカオバターが平均55%含まれているので、カカオマスを粉砕して練るとカカオバターが出てきてペースト状になります。

カカオニブ
カカオバター
STEP
混ぜ合わせる

まずは、カカオマス、砂糖、カカオバター、乳製品などチョコレートの材料を混ぜ合わせます。

STEP
コンチング

チョコレートをメランジャーやロールリファイナーといったローラー等の強力な力で長時間すり潰して練りあげ、粒子を20µm(ミクロンメートル)以下にしていきます。(1µm=1mmの1/1000)
人間の舌は20µm以下の物質を粒として感知できないので、舌触りがなめらかになります。

クク

この作業は数日かかることも。

STEP
テンパリング

ココアバターには6種類の結晶があり、構造が不安定。
出来上がったチョコレートを「香りが良く」「ツヤがあり」「パキッと割れ」「口の中でゆっくり溶ける」最高の状態にするために1種類の結晶構造に揃える作業を行います。

この作業を「テンパリング」と呼び、温度調整をしながらチョコレートを最適な状態にしていきます。

STEP
充填

型にチョコレート生地を流し込み、冷やし固めます。
と言っても15℃が適正なので、冷蔵庫はNG

テンパリングが上手くいくとチョコレートが少し縮むのでキレイに取り外せます。

まとめ

OCA Cacao&Chocolateさんのカカオワインはまろやかな酸味とトロリとした甘み、苦みは全くなく、長期熟成の紹興酒を思わせる味わいも感じられました。

幻ともいえるお酒なので、来年のバレンタインに送ってみてはいかが?

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