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日本初のソルガムの茎汁スピリッツ「CODELLANNI(コデランニ)」

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CODELLANNI(コデランニ)との出会い

「どんな原材料がお酒になるんだろう?」と思いながら検索を続けて早3年…。
デンプンがあれば糖分に、糖分があればアルコールにということが分かってきました。

果汁や穀物が多い中で蜂蜜、樹液なんてのもありましたが、今回は「茎汁」!

ソルガム、モロコシ(蜀黍)、タカキビ(高黍)、コーリャン(高粱)とも呼ばれる植物の茎汁です。
そんなところにも糖分があるんですね~。

クク

と言ってもサトウキビも茎汁なんだけどね。

CODELLANNI(コデランニ)はこんなお酒

ザックリ情報
  • 『ソルガムを用いた被災地における農業再生プロジェクト』として東日本大震災の被災地である宮城県南三陸町で栽培したソルガムシロップを原料に使用。
    • ソルガムは生長が早い、乾燥に強い,塩害の影響も受けにくい、雑草にも強いといった性質があり、最低限の手間で収穫できる。
      また光合成能力に優れるのでCO2の削減にも貢献できる。
    • 植物体の様々な部位を利用できるので、家畜飼料、糖蜜、焼酎、食用穀物、そしてバイオエタノールの製造から発電事業への展開をデザインされている。
  • 『CODELLANNI』という名前は「こたえられない」「たまらない」という意味の東北弁「コデランニ」(堪えらんねえ)をイタリア語風に綴ったもの。

ドピンクのラベルに反して少しクセのある青臭い印象と米麴の香りが特徴的。ほぼ焼酎ですね。
これ、酒税法的に焼酎を名乗れないだけでは…ゲフンゲフン。

のんびり飲んでると見えてくる夏の畑。
青臭くたっていいじゃない。
「なんか労働頑張ったな。お疲れさん!」という気分にさせてくれます。

名称CODELLANNI 2018/BIANCO
無色
原材料名ソルガムシロップ、米麹(国産米)
内容量720ml
アルコール度数37%
購入時価格3960円(税込)
製造者明利酒造㈱
販売者㈱ふるさとの森
サイトCODELLANNI
クク

クラウドファンディングでオーク樽熟成にも挑戦していたようです。

ソルガムって何?

ソルガムはモロコシ(蜀黍)、タカキビ(高黍)、コーリャン(高粱)とも呼ばれるイネ科の植物で、穀物として世界の生産量第5位に位置し、栄養価が高く、白、黄、赤、茶、黒、紫といった多彩な色があることが特徴。

日本では雑穀としてご飯に混ぜて食べられることが多いですが、近年ではグルテンフリーの材料として粉にしたソルガムを小麦粉の代わりに使う人も多くいます。

お酒との関わり
  • 穀物は中国では蒸留酒である白酒、アフリカではソルガムビールが作られている。
  • アメリカにはソルガムシロップから作られるウイスキーがある。
食べ物との関わり
  • 穀物は「そのまま炊く」「粉にして使う」「フレーク状に加工する」「ポップコーンのように炒る」といった多彩な使い方ができる。
  • 茎汁は煮詰めてシロップとして使う。
生活との関わり
  • シロップを搾った残りカスは家畜の餌に。
  • 生長が早く、やせた土地でも収穫できるのでバイオエタノールの材料として注目されている。
  • 光合成能力に優れるのでCO2の削減効果に注目されている。

まとめ

CODELLANNI(コデランニ)は東日本大震災の被災地の農業再生プロジェクトとして着目されたソルガムの茎汁を使用した、夏の畑を思い起こさせてくれる心地よい青臭さが印象的なお酒でした。

東日本大震災も色々という言葉で片付けられないほど色々ありましたが、こういった新規プロジェクトも生まれることも考えると改めて「人ってすごいんだな」と思います。

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