義父とお盆とほおずきワイン「デアルケ フィサリスゴールド」
目次
始めに
子どもが産まれたので義父が来るんです。
きっとお祝いを頂けることでしょう。
内祝いは後日お送りするとして、おもてなしのお酒はどうしようか…?
東京は7月にお盆があるので、季節に合わせて食用ほおずきのワインなんてのも面白いなぁ…。
ということでデアルケさんのフィサリスゴールドを買ってみました。
デアルケ フィサリスゴールドについて
冷やす都合上、先に開けさせてもらいます。
1万円もする高級ワインは初めてなのでドキドキです…!
箱はしっかりとした紙製で、緩衝材もおしゃれ。
しかもリボンまでついています。
では飲んでみましょう。
開栓するとほおずきとは思えない濃い香りがします。
口に含んだ印象は濃厚な甘味と酸味、そしてしっかりとした苦味です。
この苦味が全体を引き締めてくれていますね。
デアルケさんはフルーツほおずきを生産・販売している珍しい会社で、その糖度は14~18度になるそうです。
この糖度は非常に高く、一般的なみかんやリンゴに匹敵するほどです。
ほおずきは酸味や苦味があるので単純に「甘~い」とはなりませんが醸造するには十分な糖度があるんですね。
クク
そのまま食べても美味しいよ!
主な果実の糖度(農林水産省より)
グレープフルーツ | 10.0% |
オレンジ | 10.3% |
キウイフルーツ | 11.2% |
みかん | 12.1% |
りんご | 15.0% |
ぶどう | 17.5% |
バナナ | 21.0% |
こんな方におすすめ
- 苦味をポジティブに捉えられる
- 国産にこだわる
- 上質なお酒を飲む
- 珍しいお酒が好き
おすすめしない方
- 苦味が苦手
- 高アルコール好き
ターゲット情報
今回贈った方はこんな方です。
親しい間柄ではありますが、舌の肥えている目上の方というのがポイントでした。
贈った方
- 60代
- 人付き合いが多く、舌が肥えている
- ジビエ料理を自分でする
- 国産メープルシロップを見つけてくるほどのグルメ
この年代の方は食用ほおずきを生で食べたことがあることが多いので、初見で味の想像はついていた様子でした。
「そんなのあるの?味が濃くてすごい美味しいね。」と満足いただけたようです。
その後もお盆のほおずきから実家の思い出話まで広がり、話題性はバッチリでしたよ。
ほおずきについて
ほおずきはナス科の植物で、お盆にほおずき市が開催されることが多いですね。
あの特徴的な風船に似た部分はガクという花を支える部分が発達したものなんですよ。
お酒との関わり
- 甘みや酸味があるので、リキュールとして親しまれている。
食べ物との関わり
- 実は生でも食べられ(食用に限る)、ゴールデンベリーやインカベリーという名称でドライフルーツとしても親しまれている。
- 根は酸漿根(サンショウコン)という生薬名で、漢方として使われる。
生活との関わり
- 死者の霊を導く提灯の役割を果たすとされ、日本では古くからお盆に仏花として飾られてきた。
- よく熟したほおずきのガクは、数日水につけておくと柔らかい組織が溶けて葉脈だけが網状に残り、非常に美しい飾りとなる。
終わりに
食用ほおずき100%のフィサリスゴールドは甘味・酸味・苦味がきれいにまとまった上質なワイン。
少しお高いのが難点ですが、2~4人程度で飲む大切な席には話題性も含めて最適でした。