国産蜂蜜酒限定イベント ~国産ミード飲み比べ~
目次
始めに
クク
これが全ての始まり。
行くしかないよね!
各種情報
Cocktail Bar Raven
JR小岩駅北口にある徒歩2分のカクテルバー。
公式HPには置いているボトルの種類や説明、価格まで載っている親切設計。
眺めているとフルーツブランデーが結構あり、ココナッツの花蜜の蒸留酒「ランバノグ」やニンニクの蒸留酒なんて珍酒もあって一見の価値あり!
WunderBar Ars
なんとCocktail Bar Ravenさんの真向かい(道路挟んでとかじゃなく、同建物の真向かい)に国産蜂蜜酒限定イベントの前日にOPENしたばかりのバー。
元歴史教師の方が作ったそうで、イメージは書斎。たくさんの本に囲まれているのは非常に好み。
国産蜂蜜酒限定イベントが満席だったので急遽席を開放してくださいました。
まだ内装工事中だったので、完成したころにまたお伺いしたいです。
ゲスト:仮面バーテンダーうみだいさん
蜂蜜酒や変わったお酒のイベントを企画している、仮面かぶったクトゥルフ神話好きフリーバーテンダー。(ただし手元が見えないので最初から無仮面)
どうも雨男だそうで、イベント当日は開始直前に大雨…。
行き方
住所:〒133-0057 東京都江戸川区西小岩1丁目19-32 薮田ビル202
最寄り駅:小岩駅(JR中央・総武線)徒歩2分
小岩駅は写真右側にあり、歩いてくると看板を見落としやすいので要注意。
予算
イベント料金:¥4500
カクテル別料金
別途チャージ料
飲んだもの
イントロダクション
バーテンダー「何から飲みますか?」
客1「上から順番に全部飲めますか?」
客2「そんな注文できるなら私もしたい。」
私「えっ、私もしたい。」
客全員「「じゃあ全員それで。注ぎやすいでしょ。」」
バーテンダー(苦笑)
バーテンダーは後に語る。
「わんこそばってこんなに大変だったんですね。」と…。
開幕
ミードは熊が蜂の巣を破壊したものに雨水がたまって自然に発酵したものが起源と一般的に言われています。
起源は1万年以上前で人類最古と言われています。
菊水酒造
- 1杯目:Honey Mead Rich プレーン
-
「The 蜂蜜」といった感じでしっかり甘め。
Alc:7.5%
- 2杯目:Sparkring Mead Honey Moon
-
スパークリングミードはかなり珍しい部類。
シュワっと爽快に飲めるのは◎
Alc:11%
- 3杯目:Secret of Cleopatra
-
華やかな印象が強かったのがこれ。
菊水酒造さんのミードの中でこれが最も売れているそう。
Alc:11%
ミードには「古典派」と「現代派」があり、現在日本で作られているものは短い期間で醸造してスッキリとした「現代派」になります。
対して「古典派」は濃厚な味わいが特徴でスパイスやハーブ類を使用したものもあります。
金市商店
京都にある国産ミードを取り扱う金市商店さんは醸造所は持っておらず、醸造委託という形でミードを作っています。
- 4杯目:蜜栗(みつり)
-
山形県産栗ハチミツのセミドライミード。
甘いのが苦手な方が「飲みやすい」と喜んでいました。
Alc:10%
- 5杯目:大地
-
北海道産菩提樹ハチミツのセミドライミード。
ハーブ感を感じられる爽やかな一杯。
Alc:12%
- 6杯目:恋紅
-
山形県産さくらんぼ蜂蜜のやや甘口ミード。
やや酸味のある初恋の味。
Alc:9%
- 7杯目:桜花
-
国産山桜ハチミツの甘口ミード。
日本を代表するオーソドックスで懐かしさも感じる一杯。
Alc:12%
- 8杯目:蜜月
-
イタリア産レモン蜂蜜とアルゼンチン産百花蜜使用のやや甘口ミード。
オーソドックスで「The蜂蜜」といった印象。
Alc:12%
- 9杯目:赤蜜月
-
国産百花蜜を使用した甘口ミード。
こちらも「The蜂蜜」といった印象だけど、蜜月より甘いです。
Alc:12%
Deerlet Field Brewery
ディアレットフィールドさんは日本で初めてミードを専門に作っている醸造所です。
濾過と無濾過がありますが、無濾過の方が味を強く感じますが、酵母が残っていて発酵が進んでしまうので、早めに飲むのがいいです。
- 10・11杯目:秩父月花(濾過/無濾過)
-
ベトナム産ライチ蜂蜜のトロピカルでフローラルな一杯。
Alc:10%
- 12・13杯目:NektaR Apple(濾過/無濾過)
-
青森県産リンゴ花はちみつを使用した一杯。
リンゴのフルーティさが心地よく、無濾過は濁りのあるリンゴジュース感さえ感じられました。
Alc:10%
- 14・15杯目:NektaR Orange(濾過/無濾過)
-
メキシコ産オレンジ花はちみつでシトラス感を感じる一杯。
こちらもオレンジジュースのようにドンドン飲めちゃいます。
Alc:10%
そしてついに、お目当てのディアレットフィールドさんのクラウドファンディング限定(っぽい)ミードを飲める時が!
- 16・17杯目:NektaR 蕎麦(濾過/無濾過)
-
「クセが強い」と誰もが言う蕎麦はちみつ
は製造者のツイートでもあまりオススメされてない悲しい一杯。
蕎麦ハチミツは確かにクセは強いけど、うまく抑えられていて美味しい。
Alc:10%
- 18・19杯目:NektaR 菩提樹(濾過/無濾過)
-
菩提樹はちみつで爽やかな一杯。
同じ菩提樹の金市商店の「大地」よりは穏やかな印象。
Alc:10%
- 20・21杯目:NektaR 野薔薇(濾過/無濾過)
-
野薔薇はちみつはローズヒップ感があるのかと思ったらそうでもなく、上品で華やかなバラの花寄り。
Alc:10%
ディアレットフィールドさんは秩父の廃校舎で醸造していて、醸造体験もできます。
この間、醸造体験に行って4つのグループに分かれて醸造しました。
- 22杯目:Cthulhu Mythos Hastur
-
黄金のスイートミード。
しっかり甘めでオーソドックスな印象。
Alc:10%
- 23杯目:Cthulhu Mythos Cthulhu
-
3年以上熟成保管されていたミードもブレンドした限定仕様のセミスイートミード。
かなり複雑でコクのある印象。
Alc:10%
- 24杯目:Cthulhu Mythos Rlyeh
-
深海に沈むルルイエをイメージした無濾過のセミドライミード。
オリ込みで味わい深くて美味しい。3種類で一番好き。
味わい深さ=深海、オリ=海底の砂みたいな連想がはかどる。Alc:10%
ミードは製法が自由なので予想外の作り方をする醸造家もいらっしゃいます。
中には切り株をくり抜いて、そこにミードを入れて熟成するなんて方も。
Eight Crowns
- 25杯目:Wildflower Tradittional Mead
-
宮城県の夏の百花蜜を使用したセミスイートミード。
フルーティさが心地よい。
Alc:11%
WICKED WAY MEAD
- 26杯目:GOLDEN TREASURE
-
アカシア、栗、栃の花、北アルプスの百花蜜を醸造、ジャマイカ産ラム樽で1年熟成。
樽熟成のミードは日本では珍しい。
ミードとラム酒の甘さと香りが絡み合って絶妙。
Alc:13%
- 27杯目:RING OF FIRE
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リンゴ蜂蜜をキャラメル状に焦がしてワイン酵母で発酵、バニラビーンズで香り付けした、鮮やかな赤色が美しい逸品。
キャラメル化したリンゴ蜂蜜&バニラビーンズはリンゴ感とカスタード感を両立していて「もはや飲むアップルパイ」と表現してくれた方がいました。もうそうとしか考えられない。
これは実際に飲んでほしい。
Alc:10%
おまけのブラインドテイスティング
- 28杯目:???
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「全部飲んだからわかるよね?」的なノリでディアレットフィールドさん限定でやってもらいました。
ククあまりクセが無く透き通った印象だけど「リンゴ」は無さそう…。
「オレンジ」「菩提樹」「野薔薇」…。 クク菩提樹で!
実は…今回飲んでいないものです!
クク!
ディアレットフィールドさんの製造者であるエレナさんが顔を出しに来てくれていて、差し入れに持ってきていた、3年前に峰の雪酒造さんで作った「NektaR Apple(濾過)」でした。
ビン内熟成が進んでいて味わいが変化しています。
杜氏も違うので細かな違いもあるでしょうね。 ククそうなのかー(酔っ払いの感想)
恥さらしたけど、盛り上がりとサプライズもあって良かった(震え声)
Alc:10%
ミードカクテル
時間と肝臓の都合で飲めなかったけどカクテルもありました。
- 蜂蜜酒(みぃど)ジュレップ
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蜂蜜酒、薄荷、ジンジャーエール
- 蜂蜜酒(みぃど)クラスター
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蜂蜜酒、シンガニ、マラスキーノ、橙、アンゴスチュラビター
- はにぃこすもぽりたん
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蜂蜜酒、ウォッカ、クランベリー、レモン
- 蜜屋サイダー
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蜂蜜酒、サイダー
頼んでいる方への説明をつい盗み聞きしてしまいました。
サイダーの語源である「シードル(リンゴの醸造酒)」使ってます。
飲みたかった。
最後に
Cocktail Bar Ravenさんで開催された国産蜂蜜酒限定イベントは開始の15時から満席になる大盛況イベントでした。
これだけズラリと飲み比べられる機会はまず無く、うみだいさんの貴重なミード情報もたっぷり聴けて大満足…。
17時ごろには空になるボトルもあったので、
行くなら開店ダッシュ推奨。