実は焼酎の原材料に使えるデーツ「デーツ焼酎」
目次
デーツ焼酎との出会い
デーツ焼酎との出会いは5年以上前に川越に行った際に偶然見つけた時です。
お店の方に「現在の法律では作れない一品」と言われて購入しましたが、法律の何がどう変わったのか教えてくれていたはずなのに、記憶から消えてしまいました。
クク
珍しいから誰かと大事に飲もうと大事にしまってたけど、
これまた忘れて引っ越しの際に発見。
忘却の彼方の悲しいお酒…。
軽く調べてみると、どうもデーツは焼酎の起源とも言われてるみたい。
デーツ焼酎飲んでみた
貯蔵方法は不明ですが、少し黄色がかっていて甘い香りが特徴でした。
ペアリングにドライデーツも重ね、エキゾチックな気分になれましたよ。
名称 | なつめやし100%の焼酎 デーツ焼酎 22年以上長期貯蔵原酒 |
---|---|
色 | 薄い黄金色 |
内容量 | 500ml |
アルコール度数 | 37% |
価格 | 2000円位 |
販売者 | 酒のマルケイ |
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焼酎の原料について
焼酎を名乗るには原材料が細かく決められていて(米、麦、芋等)、更に50品目程度の例外があり、その中にデーツが含まれています。
中東では焼酎の起源と言われているアラックの原材料にデーツがあるからかもしれません。
国税庁長官の指定する物品
あしたば、あずき、あまちゃづる、アロエ、ウーロン茶、梅の種、えのきたけ、オタネニンジン
カボチャ、牛乳、銀杏、くず粉、クマザサ、栗、グリーンピース、こならの実、ゴマ、昆布
サフラン、サボテン、シイタケ、シソ、大根、脱脂粉乳、タマネギ、つのまた、つるつる、栃の実、トマト
なつめやしの実、ニンジン、ネギ、のり、ピーマン、ひしの実、ひまわりの種、ふきのとう、べにばな、ホエイパウダー、ほていあおい
またたび、抹茶、まてばしいの実、ゆりね、よもぎ、落花生、緑茶、レンコン、ワカメ
多くは味付け的な側面が強いのに対し、デーツの場合はそれだけで醸造できるので、黒糖焼酎のように認められているのかもしれません。
また、焼酎の原材料に次のものを使用すると、焼酎とは名乗れなくなります。
- 発芽させた穀類(麦芽など):ウイスキーと区別するため
- 果実:ブランデーと区別するため
- 含糖物質(砂糖、はちみつ、メープルシロップなど):ラムと区別するため
参考:国税庁 焼酎に関するもの
デーツって何?
デーツとはナツメヤシの実のことで、「神の与えた食物」とされ、アラブ諸国や北アフリカまでの広い地域で古くから常食され、現在は主に中東で生産されています。
雨の少ない土地でも育ち、長期保存ができてミネラルも豊富であるため、乾燥地帯に住む人々の大切な食料です。
お酒との関わり
- 糖分が高いのでそのまま発酵させて蒸留酒にする。
- デーツの蒸留酒は焼酎の起源と言われている。
- 樹液(デーツハニー)からお酒を作ることもあるとか。
食べ物との関わり
- 未熟なデーツはリンゴのような食感でほのかに甘く、熟すとトロッと柔らかくなって甘味が増す。
- 果汁を絞ってデーツシロップにする。
- 樹液(デーツハニー)も飲用することができる。
- ドライフルーツは黒糖に似たねっとりとした香りや味がする。
- 中濃ソースの甘味付けに使用される。
生活との関わり
- 葉は屋根や籠、マット、ロープ等に使用される。
- 現代では断熱ボードに使用される。
終わりに
デーツは栄養豊富で古来から重要視されてきた果実です。
焼酎の起源とも言われているので、焼酎好きの方は是非一度飲んでみて下さい!