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自家製リキュールのススメ

目次

始めに

我が家は私しかお酒を飲む人がいないので蒸留酒が余りがちです。
家族はフルーツ好きなのでよく食べます。

クク

そんなときは力を合わせて合体だ!

我が家はそんな消極的理由ですが、自家製リキュールを作ると味変で更に楽しむことが出来ますよ!

リキュールとは

  • フルーツやハーブを蒸留酒に漬け込む。
  • しばらく置いておく。
  • フルーツの味や香りがしみ出す。

ざっくり言うと、これがリキュールです。有名なのは梅酒ですね。
市販の物も美味しいけれど、自分で漬け込んでも美味しく出来上がります。何より自分で育てる感覚が楽しめます。

  • アルコール度数20%以下のお酒だと付着した酵母等で再発酵の可能性があるので法律に触れます。
  • 提供の直前に混ぜるカクテルは製造に当たらない為、OK。
  • ワインにフルーツを漬け込むサングリアはNGです。(製造許可を取っていればもちろんOK)
  • サングリアは通常サングリアシロップを混ぜています。

自家製を味わう

ココナッツアラック+パイナップル&蜂蜜

我が家ではフルーツを蜂蜜や余った蒸留酒に漬け込んで、家族で楽しんでいます。
今回はパイナップルを買い、食べ切れなさそうな果肉の半分を蜂蜜に芯とイガイガの部分をトロピカル感を期待してココナッツアラックに漬け込みました。

そもそもパイナップルは甘いので加える必要もなさそうですが、せっかくなのでパイナップル蜂蜜を調整程度に加え、トロピカルなパイナップルココナッツアラックを楽しみたい!

クク

皮や芯・種は苦みがあることが多く、これもだいぶ苦い味に…。
追いパイナップル蜂蜜をして、何とか飲める味になったよ。

かぼちゃ焼酎+クコの実

かぼちゃ焼酎に合うドライフルーツは何か考え、クコの実を加えた物も作りました。

クコの実には甘みがあることと、水分が少ないので原酒が薄まらないのでとりあえず甘味無添加。

クク

味は完全に薬膳酒。

カシャッサ+柑橘の皮&蜂蜜

リキュールには癖がないお酒がお勧めです。
そこでサトウキビの蒸留酒カシャッサに自家製蜂蜜レモンを入れてみたところ、これがピタリとはまりました!

クク

やはり蜂蜜レモンが最強!


本当にお勧めなので、骨の髄までしゃぶりつくすようなレシピ置いときます。

材料と道具
  • 有機栽培の柑橘(今回はレモンとブラッドオレンジ)
    柑橘類は腐りやすいので防ばい剤が使われています。
    皮ごと使うので有機栽培・防ばい剤不使用を選びましょう。
    使用前に軽くゴシゴシ洗いましょう。
  • 蜂蜜(今回は非加熱の国産百花蜂蜜)
    割と何でもOKですが、軽めのテイストの方が柑橘類と合います。
    非加熱の方が蜂蜜の風味も栄養価も良いです。
  • カシャッサ(今回はカシャーサ・ダ・キンタ・アンブラーナ)
    ホワイトラムでもウォッカでもホワイトリカーでもOKです。
    蜂蜜同様軽めのテイスト推奨です。
  • ビン
    以上のものが入れられれば何でもOK。消毒してから使用。
    お洒落ビンを選ぶとハーバリウムみたいに魅せる収納にも。
  • 包丁とまな板
蜂蜜レモンを作る
  • 柑橘類の皮を剥き、細かく刻んでビンに入れる。
  • 実の部分を輪切りにして種を取り除き、ビンに入れる。
  • 家族で楽しむ。
クク

こうすると実を取り出して食べやすいよ!

リキュールを作る
  • 残った蜂蜜レモンと皮にお酒を注ぐ。
  • リキュールを楽しむ。
クク

継ぎ足し方式だから洗う必要無いよ。

おまけ:パウンドケーキを作る
  • 残った皮を小鍋に移して砂糖水を加えて煮詰め、アルコールを飛ばす。
  • パウンドケーキやクッキー、パン等に混ぜ込む。
  • 家族で楽しむ。
クク

風味はあんまり残ってないけど、香料入れるよりは断然こっち!
苦みや渋みも抜けてるよ!

日本酒+みりん+屠蘇散

元旦に飲むお屠蘇もリキュールになります。原型のハーブを使うとハーバリウムのようで綺麗ですよ。

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栗焼酎+笹の葉

新潟の妻の実家から笹団子を頂いたので、切れ端から簡易版竹筒の酒を作ってみました。

クク

竹菅の酒は五節句酒という日本酒の季節毎の飲み方で、御屠蘇もこの仲間だよ。


笹の爽やかな香りが見事に移ってなかなか良い!

しかし栗焼酎ではありませんでしたね。
(この時合いそうなのが、それしかなかった。)

米焼酎推奨です。

賞味期限と熟成

賞味期限は購入したお酒についてはアルコールの力で規定はありませんが、自家製の場合、水分が増えることと雑菌が混入しやすいことから腐りやすくなってしまいます。上手に漬ければ30年以上もつこともありますよ。

また、お酒は最初、アルコールの分子が大きい状態の為、刺激臭が強く、味もきつく感じますが長い間置いておくと微細な振動でアルコール分子が小さくなって水の分子の間に潜り込み、まろやかになっていきます。

長く漬け込むには

  • 清潔を保つ。
    最初に雑菌が付着していたら意味がありません。
    ヘタを取ったり、ビンの煮沸消毒やアルコール消毒をしましょう。
  • 水分を極力減らす。
    水分が多いとそれだけ雑菌が繁殖しやすいです。乾いた布巾でビンや漬けるものを拭きましょう。
    水分の多いフルーツを漬ける場合も傷みやすいので注意が必要です。
  • しっかりと封をして冷暗所で保管する。
    密封されていないと隙間から雑菌が混入してしまいます。
    また、温かいと雑菌は増殖しやすくなるので必ず冷暗所で保管しましょう。
    (冷蔵庫じゃなくてもOKです。)

果肉以外のフワフワした浮遊物はカビなことが多いです。
また、漬けたものが空気に触れているとカビが生えやすいです。
また、乳酸菌や酢酸菌が入ると酸味の原因となるので酸っぱい匂いがしたら要注意。

氷砂糖について

梅酒のように氷砂糖を加えることが多いと思いますが、中国では「自家製なので美味しくないかもしれませんが、その時は氷砂糖をお好みで加えて下さい。」ということで氷砂糖を添えていたそうです。
日本に伝わる際に間違って伝わってしまったようですよ。

終わりに

色々やってみて分かった自家製リキュール初心者のコツは

  • 甘めにする。
  • 長く漬け込まない。

です。

良いレシピが見つかったら長期熟成に挑戦していけばいいのです。
皆さんも是非挑戦してみて下さい!
そして教えて下さい!

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