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ルーマニアのパリンカはアカシア樽熟成「フォルクロア・プラムパリンカ」

目次

フォルクロア・プラムパリンカとの出会い

横浜方面に旅行に行った際に絶対行こうと思っていたのが「ダニエルのワインショップ」さん。
通販もありますが、やっぱり実店舗が好きなんですよね。

ということで横浜駅からJR根岸線に乗り換え山手駅で下車、徒歩20分という絶妙に遠いお店で買ってきましたよ。

クク

行きはいいんだけど、帰りがね…(酒ビン担ぎながら)

フォルクロア・プラムパリンカ飲んでみた

公式情報
  • ルーマニア産プラム100%
  • アカシア樽で3年間熟成

実際に飲んでみると梅酒のような香りが…プラムと梅は近縁種だから当然と言えば当然かもしれない。
肝心のアカシア樽の感じは、柔らかめなウッディといった印象。素材の香りをそっと引き立ててくれています。

木樽熟成の梅酒が好きな方にはオススメですが、甘味は全くないのでご自身で。
実際やってみましたが、黒糖のような風味の強いものより穏やかなハチミツの方が合います。
アカシア蜂蜜ならアカシアアカシアしていますが…アカシア蜂蜜ってニセアカシアの花から採取されるんですよね。

パリンカの規定
  • ルーマニアのトランシルヴァニア地方、マラムレッシュ地方、クリシャーナ地方、バナット地方で作られていて地理的表示(IG)伝統蒸留酒として欧州連合(EU)で認められている。
  • 原料として使用できる果物が限られている。
  • 果物の発酵は木の樽またはステンレスタンクで行う。
  • 蒸溜は銅のボイラー、または国が認めた蒸溜設備で行わなければならない。
  • 木樽熟成・瓶内熟成、またはステンレスタンク熟成だけが認められている。
  • アルコール度数は40%以上。
  • 補糖や補酸、甘味料・香料・着色料などの添加を禁止している。
名称Folklore Palinca de Prune
フォルクロア・プラムパリンカ
淡い枯草色
原材料名プラム100%
内容量500ml
アルコール度数40%
購入時価格5830円(税込)
製造者フォルクロア
販売者ダニエルのワインクラブ
原産国ルーマニア
輸入者ユーロアジアトレーディング株式会社
パリンカとパーリンカ

果実の蒸留酒というとハンガリーのパーリンカを思い浮かべる人も多いと思います。
このパーリンカ(Pálinka)はパーリンカ法により原産地保護を受けているので「ルーマニア産がパリンカ名乗れるの?」と思うかもしれません。ですがよく見て下さい。

「ー」が無いでしょう?アクセントが違うんです。

表記も「Palinca」なので”k”と”c”の違いもあるのです。
ルーマニアとハンガリーは隣り合った国同士なので、きっと文化や言語が近いんですね。

アカシアって何?

アカシアはミモザとも呼ばれていますが非常に種類が多く、同定が結構難しい植物です。

まとめようと思ったら資料によって「ミモザ=アカシア」「ミモザとアカシアは別」「ミモザはオジギソウ」等々、書いてあることが違うので諦めました。多分オオカミとヤマイヌくらい違います。

そんな中でハッキリしているのが「ニセアカシア」。

ニセアカシア(マメ科ハリエンジュ属)はアカシア蜂蜜として有名なのですが、「ニセ」とつくと印象が悪いので「アカシア蜂蜜」という名で販売されています。

お酒との関わり
食べ物との関わり
  • アカシア蜂蜜はニセアカシアの蜂蜜。
生活との関わり
  • 成長が10年程度と早くてシロアリ耐性があり、硬いので支柱や枕木、フローリング材として有用。
  • かつては馬車の車輪や車軸、造船、ファラオのイスなどに使われていた。

まとめ

ルーマニア産のプラムの蒸留酒「フォルクロア・プラムパリンカ」はアカシアの樽で熟成された珍しいお酒で、梅酒にも似た味わいが楽しめました。

ダニエルのワインクラブさんは横浜からは少し遠いですが、足を延ばしてみる価値のあるお店なのでぜひ行ってみて下さい。

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